STORY

ボンモマン・オンラインサロン誕生秘話

ONLINE SALON
B O N M O M E N T
S T O R Y

episode1

2013年1月、私は大阪の箕面という地で「小さな料理サロン」をスタートさせました。

コンセプトは『ワンランク上の料理教室』。
それは”敷居の高い”という意味ではなく『毎日頑張る女性にとってスペシャルな場でありたい』という思いで続けてきました。

生徒様1名から始まったサロンも早5年以上が経過。
自身の「考え」や「ライフスタイル」に共感してくださる方が増え、時には「運気がUPするサロン」と噂されることもあり、不便な場所にも関わらず、近畿圏だけでなく 東京や九州、名古屋といった全国から、沢山の女性にお越しいただけるようになりました。

そして、いつしか「予約が取れない料理サロン」と呼ばれるようになっていたのです。

ありがたいことに「料理が上手になりたいです」「レッスンに通いたいです」と、日々お問い合わせをいただいているのですが、ここ数年、満席を理由に、ご新規様は全てお断りさせていただいている状況。

OPEN当初、全くご予約が入らず、ため息ばかりついていた事がまるで嘘のように、募集開始後すぐにお席がいっぱいになることは、私にとって、とても嬉しく感謝すべきことでした。

けれども、一方で、何とも言えない「切ない」気持ちになるのです。

「募集開始後すぐに満席」なんて言うと聞こえが良いかもしれませんが、裏を返せば、用意できる席が少ないということ。

「多くの女性に来てもらいたい。私がお役に立てることはいっぱいある!」そう感じながらも、大半の方へお断りの返事をしなければいけないのが、心苦しくもありました。

ただ、お越しいただく生徒様に満足していただけるクオリティーを保つためには、受け入れ人数を制限する必要があるのも事実。

なので「席を増やせばいい!」という単純な問題でもなく、よい解決策が見つからぬまま…

私は人知れず小さなサロンのゆえの大きな悩みを抱えていたのでした。

そんなある日のこと、遠方から通ってくださってる生徒様から「WEBを使ったオンラインの料理レッスンはどうですか?」と提案があったのです。

今でこそ、それが素晴らしいアイディアだと受け入れられますが、その時、私が慌てて答えたのは「ムリムリムリ!そんなの絶対無理ですよー」

そう、当時の私にはできませんでした。

なぜなら、料理教室は「実際作った料理の香りや味を知ってこそのもの」。

何より私の目指すサロンは、対面での「おもてなし」があって成り立つもの。要するに「リアルでなければならない」と思い込んでいたのです。

なので、せっかくの意見も活かされることはなく、月日が過ぎて行きました。

[episode2へ続く]